玉葱で冷えない体を作る

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医食同源

 玉葱はネギ属に属する野菜です。ネギ属には、ねぎ、ニラ、にんにく、らっきょうがあります。独特の臭いがあって、人と会う前には控えがちにな野菜です。14世紀ヨーロッパでペストが流行した際にイギリスで、ニンニクと玉ねぎを商っていた店の人たちがペストに罹らなかったことが噂になって流行したとかしないとか。日本人が食べ始めたのは遅く、西洋料理の普及とともに玉ねぎを食べるようになり、古くから世界中で食用だけでなく薬用としても利用されてきました。

中国ではにんにく、ネギ、ニラは漢方としても親しまれています。漢方でにんにくは大蒜(たいそう)、ニラは韮子(きゅうし)、ネギは葱白(そうはく)、らっきょうを「薤白(がいはく)。漢方では五葷(ごくん)と呼ばれ臭いがきつく、苦い五品目で薬効も高いとされています。元来、五葷(ごくん)とは仏教の思想に基づく採食の一種で、禁葷食(きんくんしょく)は、精進で避けられている食材で動物性食材の三厭(さんえん)と、刺激の強い五葷(ごくん)と呼ばれる野菜です。

玉葱特質した栄養成分

一般的な栄養素

エネルギー35g炭水化物8.5g
水分90gたんぱく質1.0g
脂質0.1gカリウム150mg
マグネシウム9mgリン33mg
ビタミンC8mgビタミンB₆0.6mg
0.2mg食物繊維1.7mg
玉ねぎ100グラム当たり

硫化アリル

 アリウム属(ネギ属)に含まれる栄養素で、独特の刺激臭と辛味を持っています。玉ねぎを切ったときに目が沁みるのが硫化アリルです。抗菌作用が強く体内に侵入した病原菌やウイルスを撃退する働きがあります。そのため免疫力を高め風邪やインフルエンザ、食中毒の予防に役立ちます。血液凝固抑制効果、インスリン分泌促進、血中コレステロール値の正常化、抗がん作用があります。

ケルセチン

 ケルセチンはポリフェノールの一種で、高い抗酸化作用を持っています。それにより動脈硬化や糖尿病の予防に効果を持っています。抗炎症作用、アンチエイジング効果、脂肪の吸収を抑える効果、抗がん作用などの期待ができます。そしてケルセチンは玉ねぎの皮に最も含まれています。

グルタチオン

 グルタチオンは抗酸化作用の維持に重要な役割を持つ栄養素です。薬物や異物の解毒作用、酵素を補う役割もあります。体に入った食品や薬物を無毒化し、酸化した脂質や活性酸素を分解します。また目の水晶体や角膜の透明性の維持を担っています。ですから玉ねぎを積極的に食べることで、肝機能を助け白内障予防にも一役買います。

玉葱に期待できる効能

  • 血圧低下
  • 殺菌作用
  • 滋養促進
  • 血行促進
  • 保温効果
  • 疲労回復効果は硫化アリル、アリシン
  • 免疫力UP
  • 血管や心臓の働きを助ける
  • 骨粗しょう症の予防
  • 糖尿病の予防
  • LDLコレステロールの低下

※ 玉葱や納豆の血液サラサラ効果は有名な話ですが、真逆の意見もあるようです。

玉ねぎの食べ方

硫化アリルを生かしたいなら生で食べる

 硫化アリルとケルセチンは熱に弱いので生で食べるのが効果的です。しかし、加熱すると分解され吸収がよくなるので、硝化アリルを取り込むならピザトーストに載せる玉ねぎのような、軽く熱を入れる使い方がいいかと思います。硫化アリルには血栓 動脈硬化 心筋梗塞 脳梗塞など、血液や血管に影響する多くの生活習慣病を予防する効果があるといわれています。

蒸し焼きが簡単で美味しい

 ケルセチンは脂溶性で油に溶ける性質を持っています。お肉やチーズなどの乳製品をはじめとした脂質を多く含む食材と一緒に摂取することで効率よく吸収できます。また硫化アリルは加熱に弱い反面、熱で分解された身体に吸収されやすくなるので、少しの加熱することで辛味を抑え、独特の臭みも和らぎ、甘みが増しよりおいしく食べられます。

さらに加熱することで食物繊維も柔らかくなり、腸内での消化吸収率も向上します。そして、豚肉や大豆などビタミンB₁とで、抗酸化作用のあるポリフェノールの含有量が増えるとされています。

飴色玉ねぎを活用する

ビタミンB₂とナイアシンは比較的熱に強いのと、加熱しても食物繊維とアミノ酸は豊富ですので飴色玉の活用はとても重宝します。甘みが強く料理の隠し味にはもってこいです。ハンバーグ、カレー、ミートソース、コロッケ、スープ、ステーキソース、トーストなど活用は様々です。

飴色玉ねぎは根気がいると思われる方も多いいと思いますが、電子レンジで加熱してから炒めると意外と短い時間で作れます。電子レンジ用の蒸し器を使うとより早くてとても便利です。

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