入浴剤を活用する

どうせならお風呂に入ろう

 冷え性は女性特有のものと思いがちですが、年齢や性別を問わず、冷えで体調を崩す方は少なくありません。そして本人に自覚のない「隠れ冷え性」と呼ばれる人も増えてます。現代人は50年以上前の人と比べ、平均体温が0.7℃下がっているといった報告もあります。

その原因は運動量の減少に伴う筋肉量の低下、食品の変化、空調設備の充実による体温調節能力の低下などが考えられます。体温が1℃下がると12%の代謝が下がり、代謝が下がることで免疫機能も低下すると言われています。温活ににとって、いかに基礎体温を上げるのかが重要であることがよくわかります。

そこで、確実に体を温められるお風呂は温活には欠かせないものです。近頃シャワーで済ませてしまう人も多いいようですが、基礎体温を上げたいのであれば、積極的に湯船につかりましょう。特に、ぬるめのお湯でゆっくり入浴することは体を芯から温め、仕事などの緊張から交感神経に傾いた自律神経を、副交感神経優位に向かわせることで、リラックスし体温も高く保持されます。

「風呂の湯は熱いのに限る」「半身浴が体に合う」「ぬるめに長くがちょうどいい」と様々な好みに分かれると思います。ご自分の体調にあった方法で入るのが一番かと思います。また手足の冷えから体調を崩しやすい人には、比較的手軽にできる「手浴」「足浴」もおすすめ。洗面器などに45℃前後のお湯を張り15分ほど手首、足首まで浸かる簡単な方法です。また入浴によって、せっかく温められた体を冷ましてしまっては残念な話です。いかに温められた体を冷まさず保温するかが継続的に体温を保つカギとなります。

身近なものが入浴剤になる

 冷えた体を温めたいとき、保温の持続力に一役買うのが入浴剤になります。様々な効果効能をうたった商品が売られて、香りや色もよりどりみどり、そそられるものばかりです。また古くから草木や果実、鉱物なども入浴剤として利用されています。ゆず、しょうぶ、柑橘類、米ぬか、ハーブ、イチジクの葉、塩、竹炭、溶岩etc. 最近ではブラックトルマリンといった人口鉱石も人気があります。

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